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2018年7月の3件の記事

2018年7月28日 (土)

白山麓の巨大な岩石史跡、流紋岩の巨大な岩山、のの石とばば石、能美市、石川県、根上隕石、とは(2018.7.28)

  白山麓の加賀産業道路沿いに、和気の岩と呼ばれる、巨大な流紋岩が露出している。これは中新世代(約2000万年~17000万年前)の火山活動によるものと考えられ、周りの岩石の間には、溶岩が冷える時のひずみによる割れ目(節理)が見られる。 

 その頃の北陸地方はアジア大陸と陸続きで、日本海や白山はまだ出現していなかったと伝えられている。

〇 流紋岩の巨大な岩山

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和気の岩、加賀産業道路沿い、美知の駅、和気町、能美市、石川県

〇 のの石とばば石

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のの石(大きい石、おじいさん石)、小さい石(おばあさん石、ばば石)、徳久町、能美市、石川県

(解説) これは和気の岩と同じく、1700万年~1600万年前に噴出した流紋岩の貫入体が露出したもので、周囲の地層に比べて硬く、風化に耐え今日まで残ったものと考えられている。 

 のの石は、1年に米一粒ずつ大きくなり、ばば石は小さくなり、昔から、この岩を動かそうとすると大変な嵐が起きると言い伝えられている

(Link)

 〇 美知の駅・和気の岩(能美市、石川県):http://www.city.nomi.ishikawa.jp/museum/michinoeki.html

 〇 和気の岩(ふるさと紹介、鶴来信用金庫、能美市、石川県):
http://www.shinkin.co.jp/tsurugi/huru040/hu4040/hu4040.html

 〇 のの石・ばば石(能美市、石川県):
http://www.city.nomi.ishikawa.jp/museum/nonoishi_babaishi.html

  〇 辰口温泉、のの石・ばば石、集福寺(ふるさと紹介、鶴来信用金庫、能美市、石川県): http://www.shinkin.co.jp/tsurugi/huru050/hu5170/hu5170.html

 〇 流紋岩(りゅうもんがん、備前市〜和気町、倉敷市立自然史博物館、岡山県):http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/geology/rock/igneousrock/rhyolite.html

(追加資料)

〇 石川県の地質と地形、能美丘陵地の地質の特徴

 

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 石川県は、本州中部の日本海側に位置し、能登半島を含む南北に細長い地域である。 地形的特徴から北・中部区域、南部区域及び加賀低地区域に区分され、南部区域は、金沢以南の小松市~加賀市の区域である。

 その東部には、新第三紀の砂岩・泥岩と第四紀更新世の砂礫からなる能美・江沼丘陵が広く分布し、いずれも液状化しぬくい地形である。

 また、能美丘陵地では、丘陵地全域にわたり分布しているのが流紋岩質火砕岩で、ところどころに露出が見られる。

〇 石川の地形、地質、気候(ホームページ、石川県):
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/kankyo/2.html

〇 国土交通省  北陸地方整備局(ホームページ):http://www.hrr.mlit.go.jp/

(追加資料)

〇 流紋岩の露頭

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流紋岩の露頭、いしかわ動物園正面入口左側傍、能美市、石川県、2018.8.2

 いしかわ動物園の正面入口左側傍で流紋岩の露頭が見られた。また、金沢大学辰口共同研修センター正面入口左側傍でも類似の露頭が見られた。http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_gakusei/campus/kousei/enjoy/tatukuti/

〇 根上隕石

 根上隕石(ねあがりいんせき)は、1995年(平成7年)2月18日の23時55分頃、能美市(もと根上町、石川県)で 一般民家の普通乗用車を直撃した隕石である。

 1995年に石川県に落下した「根上隕石」について、その全貌を調査した!との、Web(知の冒険)記事がある。 https://chinobouken.com/neagariinseki/

 国立科学博物館の調査では、その後、中部地方に落下した隕石は、2012年の長良隕石(岐阜県岐阜市)、2018年の小牧隕石(愛知県小牧市)などが記録されている。

 小牧隕石は、2018年9月26日、午後10時30分ごろ民家の駐車場の屋根に落下、(ニュース速報、Japan)、  https://breaking-news.jp/2018/10/13/044612

 愛知県小牧市小松寺の内藤真吾さん(71)が9月27日、自宅の玄関前で見慣れぬ石を見つけ、国立科学博物館(東京都台東区)の専門家が鑑定したところ、隕石(いんせき)と判明した。同館は「小牧隕石」と名付け、国際隕石学会に登録申請する。登録されれば、国内では52番目。

2018年7月26日 (木)

猛暑、秋の七草、クズの花咲く(7月25日)、山野の道路沿いのクズの花、根からとったクズ粉から葛餅、根が主材の風邪薬の葛根湯、緑が丘ものがたり、天狗の松、能美古墳群、能美市(博物館、歴史民俗資料館、九谷焼館)、とは(2018.7.26)

 日本各地で連日、体温の35℃以上、記録的な猛暑が続き、命にかかわる暑さ、熱中症に要注意!と報道されています。が、自然界では、山野の道路沿いに、秋の七草の一つ、クズの花咲く風景が見られました。

 クズの根からとったデンプン、クズ粉(くずこ)を熱湯でこね、蒸すと葛餅(くずもち)となり、冷やして黄な粉や糖蜜をかけて食べる。また、周皮を除いた葛根(かっこん)を主材とし、麻黄、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、甘草を含む漢方薬の葛根湯(かっこんとう)は、風邪の初期に用いる。

〇 クズ

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クズ(葛、マメ科、くずかずら、葛蔓とも)、山野の道路沿い、緑が丘、能美市、石川県 2018.7.25

 クズ(葛)は日本全土の山野に自生するマメ科のつる性多年草。肥大する根があり、葉は大きく、3出葉で、下面は白っぽい。夏から秋、葉腋に花穂を出し、紅紫色の蝶(ちょう)形花を多数密につける。後、粗毛のある豆ざやを結ぶ。土留めに植えたり 、飼料とする。 

(Link) 

 〇 秋の七草(8月6日)、盛夏に花咲く 秋の七草! ハギ、ススキ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ、クズ、とは(2015.8.7): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-3409.html

(追加画像)

〇 緑が丘、能美市

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緑が丘(みどりがおか)、能美市(のみし)、石川県

〇 緑が丘ものがたり

 能美市の緑が丘のとなり、辰口町には古くから「天狗の松」と呼ばれる天狗の舞い降りた伝説の松があり、緑が丘においても二丁目地内に二代目「天狗の松」があります。
「天狗まつり」はこうした伝説を踏まえて、1981年(昭和56年)に名付けられて、輪踊りと子供達が樽みこしを担ぎ町内を練り歩くようになりました。

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天狗の松、二代目「天狗松」 とその由来、緑が丘、能美市、石川県

 (解説) 緑が丘が開発される前は、通称「ドスギ山」といって、うっそうとした山林であまり人も入らなかった山だったそうです。この山林に高さ15m程の大木で、中程に枝のない傘を開いたような松の木があった。この松の木に住む天狗が「ドスギ山」の守り神だったそうです。

 ところで、「ドスギ山」の隣に3、4軒の瓦焼きを営む人の住む「ドガ谷」という所があった。瓦焼きは白地の瓦から本焼きに仕上げるまで、窯に火を入れ一昼夜、夜通しで焚き続けるそうです。その窯小屋の屋根の上を真夜中にドシ、ドシ!と人の歩くような音がしたそうです。それは多分「ドスギ山」の天狗さんがあの松の木から出られて白山に帰られるのではないかと言い伝えられたそうです。 この頃から「ドスギ山」のを「天狗松」と名付けて呼んだそうです。

 1971年(昭和46年)に名鉄開発により緑が丘の造成作業が始まり、守り神の天狗松は、そのため中央グランドの近くにあったのですが、今の場所移植されました。しかし、古木であったため、1976年(昭和51年)に惜しくも枯れてしまいまし現在の松再び若い松を植え、神主による渡し式を行い、二代目「天狗松」として残されています。(みこし管理委員会) 

〇 天狗

 天狗とは、広辞苑(岩波)によると、深山に棲息するという想像上の怪物。人のかたちをし、顔赤く、鼻高く、翼があって神通力をもち、飛行自在で、羽団扇(はうちわ)をもつという。

 小百科事典(平凡社)によると、妖怪(ようかい)。中国では流星の尾を天の狗(いぬ)にたとえた。この名が同じ隠現自在の働きをする日本の山の神にあてられ、中世以後修験道(しゅげんどう)などの影響で、鼻が高く嘴(くちばし)と羽翼をもち、山伏の服装をした天狗が成立。民間伝承では人をさらい(神隠し)、大木を倒し(天狗倒し)、どこからか投石し(天狗礫(つぶて))、隠れて哄笑(こうしょう)する(天狗笑い)などという。

 日本史辞典(岩波)によると、天上や深山にいるとされる妖怪の一種。鼻の高いものもいるが、鋭いくちばしと背中の翼をもつものもあり、空を飛びまわる鳥のイメージでもあった。これらは、伎楽(ぎがく、仮面を使用した舞踏芸能)の面に由来し、鼻高は魔を払う治道(ちどう)面で、くちばしをもつものは毒蛇を食すという迦楼羅(かるら、インド神話における鳥で、竜を常食するという。わが国でいう天狗はこの変形を伝えたものともいう)面である。

(追加資料)

 〇 能美まほろば物語 能美古墳群を訪ねる 能美古墳群の終焉

 3世紀から始まった能美古墳群のお墓造りは、6世紀の終りに終焉を迎えた。全国的にも前方後円墳の築造が低調となり、代わって7世紀の飛鳥時代には仏教の広がりと共に、寺院の造営が有力者のステータスとなっていった。

 能美古墳群最後の有力古墳である「西山8号墳」は、大きな凝灰岩(ぎょうかいがん)を積み上げた「横穴式石室(よこあなしきせきしつ)」を埋葬施設にしていた。これは古墳の横から入る石積の部屋で、出入り口を設けて何度も亡骸を納めることができる。同じ古墳に家族や子孫などを「追葬」できる。

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西山8号墳の横穴式石室 、出土品は資料館に展示。

(解説) 8号墳の発掘調査では、追葬のたびに使われた「須恵器(すえき)」と呼ばれる土器がたくさん出土した。それらの形や作り方を細かく観察すると、7世紀半ばまでの須恵器が埋葬されていたことが分った。すなわち、能美古墳群の集団は、古墳造りの終焉と共にいなくなってしまったのではなく、その後も50年余り同じ古墳を使い続けていた。能美古墳群の末裔(まつえい)たちは、祖先が築いた古墳を使い続けることで、一族の繋がりを確認していたようだ。

 しかし、古墳に亡骸を納める風習そのものも7世紀半ばには完全に終わってしまった。一説では、この頃に朝廷から発せられた「大化の薄葬令」という身分に応じたお墓の制限が原因であったとも言われている。

 古墳に代わる仏教文化の広がりは、野々市市にある県内最古の寺院「末松廃寺(すえまつはいじ)」が象徴的である。その瓦は能美市湯屋町にある「湯屋窯(ゆのやかま)」で焼いていたことが分っており、さらに、近年、塔の礎石(そせき)が手取り川の安山岩であることが判明し、末松廃寺を建立した人々は能美地域の有力集団であった可能性が高まってきた。

 末松廃寺の建立は660~670年代頃と推測されており、能美古墳群の追葬が終わる直後にあたる。能美古墳群の末裔は、仏教文化をいち早く受容して立派な寺院を造り、やがて来る加賀立国能美郡誕生を迎えたのかもしれない。

 〇 能美市 人口と世帯数 2019年2月1日現在

   人口 50,231人(前月比 -73) 男 24,941人 女 25,290人

   世帯数 18,957世帯(前月比ー36) 

(広報のみ、2019年3月1日発行、能美市編集・企画振興部市長戦略室)

 〇 能美市(ホームページ):http://www.city.nomi.ishikawa.jp

 〇 能美市立博物館(能美市、石川県): http://www.city.nomi.ishikawa.jp/museum/

 〇 能美市歴史民俗資料館(能美市、石川県): http://www.city.nomi.ishikawa.jp/facility/museum/shisetsuannai.html

 〇 能美市九谷焼資料館(能美市、石川県): http://www.kutaniyaki.or.jp/

 

 

 

 

2018年7月 6日 (金)

白山夏山開き、白山(7月1日)、白山御前峰で万歳三唱、霧濃く一瞬しか御来光は望めず、とは(2018.7.6)

 白山は7月1日に夏山を開き、登山者約150人が最高峰の御前峰(2702m)で夜明けを迎えた。霧が濃く、午前4時ごろの御来光を一瞬しか見ることはできなかったが、万歳三唱で登頂の喜びを分かち合った。 

〇 白山の御来光 

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登頂を祝って万歳三唱する登山者、白山御前峰、白山市、石川県、北國新聞、2018.7.1

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一瞬の雲間に顔をのぞかせた朝日、白山御前峰、白山市、石川県、北陸中日新聞、2018.7.1

(解説) 登山者は、午前3時頃、日の出の時刻に合わせ宿泊施設のある室堂(標高2450m)を出発、冷たい雨風などに視界を奪われながらも、ヘッドライトの光を頼りに山頂を目指した。午前4時51分、霧のわずかな切れ目から朝日が一瞬差し込むと、登山者がカメラを構えた。室堂にある白山比咩神社の奥宮祈祷殿では開山祭が開かれた。 

〇 白山の登山者

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雄大な景色を背に頂を目指す登山者、白山御前峰、白山市、石川県、北陸中日新聞、2018.7.1

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見頃を迎えたクロユリ、白山室堂、白山市、石川県、北國新聞、2018.6.30

(解説) 午前10時ころから青空が広がり始め、1日の登山客は、雄大な景色を眺めつつ山頂を目指していた。主要登山道の砂防新道では真っ白い花を咲かせたキヌガサソウ、宿泊施設のある室堂周辺にはクリユリなど色鮮やかな高山植物が咲き誇り、登山客を楽しませた。

(Link)
 〇 白山開山1300年(2017年7月1日)、白山夏山開き、奈良時代、泰澄大師が初登拝、白山登山の思い出、白山下山仏、とは(2017.7.6): http://kanazawa-kuratuki.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/130071-ce41.html

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